台風が近づいてくるとなんだか調子が悪い。
頭痛や肩こり、めまいなどの症状を
訴える人が病院に続出しています。
そんな症状を〝気象病”と言います。
今回は気象病の症状や対策法について
紹介していきたいと思います。
台風の気圧で不調を起こす気象病とは?
気象病とは気圧、温度、湿度が変化した時に
体調が変わったり、病気が悪化するものを
総称して言います。
日本ではなじみのない〝気象病”ですが、
ドイツでは毎日気象庁が予報を立てるほど
認知されているんですよ。
症状は人によって様々ですが
□ 頭痛
□ 咳
□ めまい
□ 肩こり
□ 疲労感
□ うつ症状
などです。
大きな原因として考えられるのは、
一番変化する気圧です。
気圧が大きく変化することによって
耳の奥にある内耳と呼ばれるところが、
気圧の変化を感じ取って体調が変わると
考えられています。
専門家の先生によると、
内耳にあるセンサーが気圧の変化を
感じ取り、揺れていると脳に
信号を送ります。
しかし、視覚からの情報は揺れていないので、
脳が混乱し交感神経が反応することで、
頭痛やめまいなどの症状が引き起こされて
しまうんです。
また、過去にケガをしたところがあると、
患部の痛覚神経が刺激され痛みが
発生することもあります。
気圧と気象病は密接な関係なんですね。
気象病を予防するには?
天気をコントロールすることはできません。
ですが、気象病を事前に予報することは
できます。
それは、
『頭痛ーる』
というアプリです。
全国で約22万人が利用している
このアプリは気象庁のデータをもとに
6日先までの気圧や天気が分かります。
この頭痛ーるでできることは
・頭痛予測
気圧グラフとプッシュ通知で頭痛を予測
・全国マップ
全国主要都市の気圧予報と天気予報をチェック
・痛み&くすり記録
痛みの発生とくすりの服用をかんたんに記録
・痛みノート
記録一覧表示で傾向をチェック
台風や発達した低気圧が接近した際に
気象病に警戒するマークが出る仕組みに
なっています。
警告されている日が事前にわかることで、
予定を詰め込まない、体調が悪くても
仕方がないなど気持ちを軽くすることも
可能になります。
自分自身の記録が残せることで、
症状の傾向もわかるようになるので
とっても便利ですね。
気象病になったときの対処法
事前に分かっていても、やっぱり症状が
出てしまうと辛いものです。
ここからは、出てしまった症状を
和らげる対策法を紹介します。
先ほど書きましたが、
気圧の変化は耳の中の内耳が
影響していると考えられます。
耳の周りの血流が悪く、
内耳の中のリンパ液が滞っていることが
多いので、耳のマッサージや
首を傾けて伸ばすことが
改善につながります。
頭痛がする時には
・患部を冷やす
・刺激のないところで頭を休める
・遠くの景色を見る(片頭痛に有効)
めまいがする時は
・耳のマッサージ
・首のマッサージ
・酔い止め薬を飲む
などです。
私は即効性のあるものとして、
家だとお灸をします。
お灸がないときは指やペンなどで
ツボを刺激します。
症状に合わせたツボの場所は
せんねん灸のサイトに載っています。
http://www.sennenq.co.jp/top.html
辛い症状が出ているときは、
なるべく無理をせずリラックスを
心がけて、改善を待ちましょう。
まとめ
気象病で悩んでいる方は大勢います。
私も年齢とともに気圧による影響を
感じます。
大切なことは、自分の体の特徴を知り、
受け入れ、無理なく付き合っていくことです。
参考にしていただけたら嬉しいです。
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