手足口病と聞くと、
小さい子供の手の平や足の裏、
口の中に水ぶくれが出来たりする
というイメージですよね。
この手足口病、
果たして大人には感染しないのでしょうか?
一般的には小さい子供がなる病気、
というイメージですが、
実際はどうなのか?
手足口病の初期症状、
対処法とあわせて紹介します。
手足口病は大人に感染するの?
手足口病は大人にも感染するのか?
答えは、感染します。
意外に思った方も多いのではないでしょうか?
私も我が子が手足口病にかかった時、
大人は感染しないものだと
勝手に思い込んでおりました。
しかし実際は、確立としては低いのですが、
感染する可能性はあります。
一般的な風邪や胃腸炎と同様、
飛沫感染や接触感染、
便からの感染もあります。
子供がかかった時や、
園で流行しているときなどは、
大人も注意して感染しないようにしておかないと、
大変なことになるかもしれません。
それは、大人が感染してしまうと、
子供の症状よりも重症化する可能性が高いからなのです。
手足口病大人にみられる初期症状は?
手足口病の潜伏期間はおよそ2~5日くらいです。
症状は子供の手足口病とほぼ同じなのですが、
大人が手足口病になると症状が子供よりも
ひどく出ることがよくあります。
まず最初に、手の平や指、
足の裏や膝の裏、お尻や足の付け根、
口の中や、本当にひどいと喉の奥や
食道の方にまで水ぶくれがでてきます。
その後1~2日たってから発熱するのですが、
子供なら38度くらいの熱ですむところを
大人は39~40度程の高熱が出るのです。
それらの症状が10日くらい続きやっと完治します。
手足口病のウイルスに対して
直接的に効くお薬はないので、
対症療法で治療することになります。
水ぶくれは痛いやらかゆいやらで、
発熱による倦怠感に関節の痛みも加わり、
それらが約10日間続くとなると、
想像しただけでゾッとしますよね。
実際に大人になってから手足口病になった友人は
「生き地獄だった」と言っておりました。
そのようなことにならないように、
どうすれば予防できるのか、
また、万が一かかってしまった場合の
対処法を知っておきましょう!
手足口病大人の対処法
まず、かからないようにするためには、
感染者との接触に気を付けることです。
我が子の場合だと接触しないわけにはいかないので、
特に看病をする際に意識して気をつけましょう。
咳やくしゃみからの感染を防ぐためにマスクをする、
皮膚や粘膜からの直接的な感染や、
ドアノブや手すりなどの物についた
ウイルスからの感染を防ぐために
手洗いうがいを徹底する、
また便からの感染を防ぐために、
便座を除菌したり、
排泄の介助をした際は徹底して
きっちり手洗いうがいをすることが大切です。
手洗いうがいをした後に拭く
タオルの共有はやめましょう。
そこから感染する可能性があるからです。
症状がおさまってからも2週間くらいは
ウイルスを保有しておりまだ感染するかもしれないので、
症状がおさまってきたように見える場合でも、
しばらくは気をつけておいた方が良いですね。
そして、もし、感染してしまった場合、
どういった対処をすれば良いのでしょうか。
まず、水ぶくれの痛みかゆみには、
対症療法として、抗ヒスタミン剤を飲む
という方法がよく用いられます。
かゆみ止めの塗り薬を処方してくれる場合もあります。
そして、口の中の水ぶくれがひどい場合、
その影響で食欲が落ちたり、
喉の方まで水ぶくれができてしまうと、
水分を摂るのも辛い状態になってしまい、
結果脱水症状になることもあります。
尿が少ない、濃いといった症状に気付いたら
すぐに医療機関を受診し点滴をしてもらわなければなりません。
発熱に対しては解熱剤が処方されますので、
38.5度以上熱があり辛くてぐったりしているようならば
解熱剤を使用すると良いでしょう。
こうしてそれぞれの症状に対して
お薬を処方してもらうことで少しは
症状による辛さが緩和されるでしょう。
さいごに
大人の手足口病は、
ちょっと大変な病気だということがわかりましたね…。
実際に感染した人の話を聞くと、
本当に辛い病気なんだなということが
ひしひしと伝わってきました。
手足の水ぶくれがひどいと
歩いたり何かを持つといった
些細な日常生活にまで支障をきたすようなことにもなりますし、
喉の方に水ぶくれができてしまうと
唾液を飲み込むのすら激痛で辛い
ということもあるそうなので、
ひどくなると本当に寝ているしかできないような
状態になってしまうということもあるのです。
普段から手洗いうがいなどを徹底しておいて、
感染しないように心がけておくことが大切ですね。
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