アデノウィルスとは別名「プール熱」。
プールを介して感染し流行することが多いので、
そう呼ばれています。
子供に多い感染症ですが、大人へも
感染するんですよ!
今回はアデノウィルスの代表的な目の症状、
大人への感染について、潜伏期間や
予防法について詳しく解説していきます。
アデノウィルスの目の症状
アデノウイルスの代表的な症状は
・結膜炎
・喉の痛み
・高熱(38~40度)
です。
喉の痛みと高熱だけだと風邪と
判断してしまいがちですが、
目の充血や目やになどの
特徴的な症状が現れます。
うちの息子も保育園の時に
2度感染しました。
やはり、寝起きの目ヤニはひどかったですし、
拭いても拭いても、いつの間にか
目ヤニがついていました。
目の充血、痒み、腫れなども
初期症状として現れることもあるので
そういった症状も診察時にはしっかりと
伝えましょう。
もちろん体力や免疫力によって
症状に違いがあります。
子供の場合プールを介して感染し
流行することが多いので「プール熱」、
または、目の症状が現れることから
「流行り目」とも言われています。
最近では1年中温水プールがあることから、
1年中発症し患者数も増えているようですよ。
アデノウィルスの大人の症状とは?
子供の感染症と思われがちなアデノウイルスですが、
大人への感染も少なくありません。
大人の症状としては比較的子供より
軽いと言われていますが、やはり大人でも
ストレスや疲労がたまって免疫力が
落ちていれば症状も重くなります。
子供と同じ高熱、喉の痛み、結膜炎の
症状から悪化して重篤な疾患に
つながることもありますので、
日ごろから免疫力を下げない
生活を心がけることが大切です。
大人の感染経路としては、
子供のようなプールを介することは
少なく、子供からの二次感染が主です。
大人のアデノウイルスの感染経路は
□ 咳
□ くしゃみ
□ 便
□ 嘔吐物
□ タオル
□ 食べ物
など、アデノウイルスに感染した
子供からもらってしまいます。
子供が小さいほど看病などで密に
接することが多いので、感染の際は
細心の注意を払って二次感染の
予防に気を付けましょう。
とは言っても潜伏期間は感染してから
5日~7日と言われています。
気づかない間に感染していることも
考えられるので、
学校などで流行り始めた時から
予防と対策が必要ですよ。
アデノウィルスの予防対策
それではここからアデノウイルスに
かからないための予防と対策について
紹介していきます。
□ 手洗い、うがい
□ プール後は目を洗う
□ タオルを共用しない
□ お皿を分ける
□ 子供の嘔吐物や便は
手袋を着用して処理する
□ マスク
□ 家族が感染いたら洗濯を分ける
学校などでは完全に防ぐことは
難しいと思いますが、やはり気を付けたいのは
二次感染です。
子供の目ヤニなどはついつい素手で
取ってしまいますが、突然目ヤニが
出てるぞ?と思ったらティッシュや
綿棒を使うなどして、直接触れないよう
心がけましょう。
因みに、私の地域では
保育園の登園許可
→主な症状が消失した後2日過ぎるまで
小学校
→放置すれば学校で流行が広がってしまう
可能性がある飛沫感染と言うことで、
学校に届け出て、定められた出席停止期間に従い、
医師の登校許可が出るまで家庭で安静にする
必要があります。
「傷病証明書」の提出で欠席扱いには
なりません。
いずれの場合もプールは2週間程度
控えたほうが良いですよ。
大人の場合そうそう会社を休んでいられません。
熱がなく会社に行けそうなら、マスクを
着用して飛沫感染による感染拡大を
防止しましょう。
もちろん、手洗い、うがいはマストですよ!
アデノウィルスは感染力が強いので、
夏に向けてしっかりと警戒をしていきましょう。
まとめ
アデノウィルスの特効薬は今のところ
ありません。
症状が出たら、安静、刺激物を控える、
適度な水分補給を心がけましょう。
また、日ごろから生活習慣を整えて、
たとえ感染したとしても重症化しない
体作りをしていきましょう。
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